■ 海藻の話 ■
世界中で海藻を常食する民族は日本、韓国、中国位と言われています。昔から海藻は体に良い、頭髪を増やすなどといわれてきましたが、研究が進むにつれその素晴らしい効用が科学的に明らかになって来ました。代表的な海藻であるわかめ、昆布のいわゆるぬめりの成分は水溶性食物繊維であるアルギン酸やフコイダンというものです。また海苔のぬめりはポリフィランと言われているものです。これが実は大変な優れもので、人体の不要なコレステロールや中性脂肪を除去する働きをします。従って、高血圧、動脈硬化、糖尿病などを防ぐ作用があります。またこれらの成分には強力な抗ガン性もあります。人間の体内では必然的に活性酸素が発生しますが、それが多すぎると体の組織を除々に酸化させていきます。これがいわゆる老化といわれるものです。わかめやこんぶにはこの酸化を防ぐ物質が含まれており、特に海苔には脳の老化を防ぐビタミンB12が抜群に多く、老化妨止・ボケ防止に役立つと言われています。
■ 塩の話 ■
塩を取らないと人間は生きていけません。海水の塩分は約3.5%位ですが、人間の血液中の塩分濃度もほぼ同じ割合です。生物の起源は海であることの証明なのでしょう。日本では岩塩は採れませんので、昔から海水から結晶させて塩を採っていました。こうした結晶の成分は、塩化ナトリウムとにがり(いわゆるミネラル分、大部分塩化マグネシウム)です。通常、海水を結晶させると、にがりの割合は15%位になりますが、1〜3%位まで落さなければなりません。にがりには塩化マグネシウムの他にもカルシウム、鉄等の無機質の栄養素を含んでおり、人体にとって有用なのですが多すぎるとかえって毒になるのです。海水を飲み続ければ人間は死にます。JTの塩はこのにがりを100%除去したものです。良い塩とは適度のにがりを含んだ塩です。ちなみに、岩塩は元来にがりを全く含んでいません。欧米でも食用としては海からの天日塩に比べ、二級品でしかありません。
■ 石鹸の話 ■
石鹸の大部分の成分(素地)は油です。昔から良質なものは植物性の油特にヤシ油が最高といわれています。動物性の油を使用しているものは例外なく石鹸として質が劣ります。通常この石鹸素地に塩化ナトリウム(塩)を加えます。更にそれぞれの特色に応じ各種の成分を加えていますが、着色料や防腐剤、透明感を演出する為に糖分を加えるな
ど、本来石鹸の機能に関係の無いものを添加しているものは決してよいものとは言えないでしょう。中近東のある国でいわゆるオリーブ石鹸の製造行程を見る機会がありましたが、オリーブオイル86%、月桂樹の油2%までは良いのですが、水酸化ナトリウム12%と聞いて使う気がしなくなりました。最後の成分はいわゆるカセイソーダのことです。カセイソーダは生物の組織を破壊するもので致死量も定められており、肌についた時はすぐに洗い流し、まして目に入った時はすぐにほう酸水で洗い流し眼医者に行くようにと化学辞典に記されているものです。上質な石鹸素材とは言えません。ちなみにその国では洗濯石鹸も共用であり、なんと部屋や戸棚の中の防虫劑にも同じ石鹸が使われているとのことでした。
■ お茶の話 ■
日本の緑茶もイギリスの紅茶も全てのルーツは中国茶です。4000年に亘る中国茶の歴史は数限り無い種類を生み出していますが、発酵の種類と度合いにより分類が出来ます。発酵方法としては、茶葉の持つ酵素の働きで発酵させた自家発酵と、空気中の菌によるものとの二種類があります。
緑茶 全く発酵させない不発酵茶日本の緑茶も同じ
白茶 少しだけ自家発酵させた弱発酵茶
黄茶 空気中の菌で軽く発酵させた弱後(あと)発酵茶
青茶 ある程度の自家発酵をさせた半発酵茶
黒茶 空気中の菌のみでじっくり発酵させる後(あと)発酵茶生きているお茶
紅茶 完全に自家発酵させたお茶
■ 続 お茶の話 ■
このところの健康ブームの中でお茶の効用が見直されています。
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カテキン
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タンニンの一種いわゆる茶の渋み成分で成人病予防、免疫機能の向上、肥満防止に役立ちます。
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カフェイン
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疲労回復、利尿、強心作用
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ビタミン
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特にCは風の予防、成人病予防に有用
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葉緑素
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血液浄化 貧血予防
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■ 医食同源の話 ■
病気の治療も普段の食事も、健康を維持する為のもので源は同じであるという中国の古い言葉。昔から「食にまさる薬なし」「食養生」と言われています。健康の秘けつはバランスの良い食事につきます。各種の栄養素・成分を含んでいる食物を出来るだけ片寄らずに幅広く食べることが大切です。西欧のベジタリアンが必ずしも長生きした話は聞きません。彼等に確実に不足するのがビタミンB12です。老化・ぼけ防止に有効な栄養素です。動物の内蔵に多く含まれています。脂肪がいけないと言って肉をまったく食べないのは間違っています。要はバランスなのです。心筋梗塞や脳梗塞の多い米国ではほとんどの病院で病人食として、日本食を導入しているそうです。穀類、味噌、豆腐、魚介類、海藻類と品数の多いのも日本食の特徴です。